【体験談】同棲して良かったこと、そうじゃないこと|3年同棲して分かったメリット・デメリット

同棲・夫婦生活

3年の同棲生活を経て、私たちは結婚しました。

元々、結婚前には必ず同棲したいと思っていた私。
実際に同棲をしてみると、やって良かったこと・そうでないことがありました。

同棲中の方や、同棲するか迷っている方へ、何か参考になれば嬉しいです。

同棲して良かったこと

親世代に比べると、結婚前の同棲はそんなに珍しいことではなくなってきました。むしろ同棲しているカップルの方が多くなってきているかもしれません。

「結婚はゴールではない。」という認識が広まったのもあるかもしれません。

高学歴・高収入・高身長と、かつて結婚相手の条件として言われていたこれらの条件も、冷静に考えてみれば相手を見なくても結婚相手に適しているか判断してしまうものでした。

今考えてみれば、少し恐ろしいですね…

時代が変わり、価値観も変わってきた今は、結婚すれば万事OKという訳にもいかず、安定した生活だけが幸せの形ではなくなってきました。

数十年という、親よりも長く一緒に過ごす相手だからこそ、慎重に選びたいもの。同棲はそんな相手かどうかを見極める良い手段だと思います。

生活の違いに気づける

私が結婚前に同棲をしたかった1番の理由はこれです。

好き同士といえども、違う文化・環境で育った2人。
快適と思う生活が違って当然です。

その違いが楽しめるものか、最低でも許容できるものでないと、結婚してからの長い長い夫婦生活が苦しくなってしまいます。

結婚前にお互いの生活を知ることができるのは、同棲の最大のメリットだと思っています。

ここで大事なのは、お互いの生活スタイルで「これは無理!」と思うものが見つかった時にどうするかです。

自分とは違うスタイルを目の当たりにしたとき、すぐに拒否反応を示したり、相手の生活を変えるようお願いするのは、私はあまりおすすめしません。

どのカップルでも生活の違いはあるもの。
その違いで合わないものがあった時、それをどちらかに合わせようとするのではなく、お互いが無理なくできる方法を”一緒に”考えることが大切だ思っています。

同棲生活に対する感覚としては、
「彼が自分に合うかどうかを確かめるため」というより、
「2人が快適と思える生活のために、お互いが歩み寄れる関係なのかを確かめるため」の方が近いです。

家事力を確認できる

私は同棲前に2年ほど一人暮らしをしていたので、だいたいの家事はできましたが、彼は一人暮らしをしたことがなく、実家でもほとんど家事をしていませんでした。

とはいえ「奥さんや彼女が家事をやる」という気は全くなかったので笑、彼が同棲を機にどれくらい家事をしてくれるのかは気になるところでした。

同棲で確認できる「家事力」には2つあると思っています。

① 家事をどれくらい上手くできるか(質)
② 家事をどれくらいするか(量)

①の質に関しては、正直あまり重要視していませんでした。
もし彼が上手くできていないことがあったとしても、いずれ慣れて上達するでしょうし、どうしても苦手なところがあれば、私がフォローすればいいと考えたからです。

問題は②の量でした。
仕事などの外的要因により、時期によってこなせる家事の変動はあると思いますが、自主的にしてくれる家事の量を知っておくことは重要だと思っています。

これを予め把握しておけば、それ以上の家事を彼に頼むこともないですし(それによる喧嘩も防げる)、私がしないといけない家事の量も把握ができます。

もし2人の家事の総量が必要量より少なければ、家電に頼るなどの代替案を考えます。
実際に我が家では、ロボット掃除機や乾燥機付き洗濯機などの家電に頼っています。

ありがたいことに彼は進んで家事をしてくれるタイプでしたが、もし家事を全くしないタイプだったら、きっと結婚していないと思います。笑

結婚前に相手の家事力を知っておくことは、とても重要ですね。

素の姿が見れる

同棲だからこそ見れるものの一つに、外向きではない素の部分があります。

これまでは「よく見られたい」という意識で武装していたのが、同棲をするとその皮がどんどんむけてきます。

デートの時は時間通りにきていた相手が、実は身支度に追われて、家を散らかしたまま来ているかもしれません。(←私)

結婚すると、外向きではなく気を抜いた素の相手と何十年付き合うことになります。
「実はとんでもなくだらしなかった」「余裕がなくなると物にあたる」など、事前に知っていたら結婚しなかったのに!と思うところがないか、同棲中に確認することができます。

逆に「寝ぐせがとっても可愛い」など、素を見たからこそ相手をもっと好きになれるケースもありますね。笑

同棲しない方がよかったこと

結婚のタイミングが掴めない

私たちは「結婚前提に」とはっきり言わぬまま、同棲生活をスタートさせました。

私はそのつもりでいましたが、彼はそこまでは思っていなかったようです。

同棲生活がつづき特に喧嘩もなく過ごしていると、私としては余計に結婚を意識してしまいます。
ただ一方が意識し始めると、明確な時期が分からない不安から相手を急かしてしまうもの。現に私もそうでした。

ただ、そこまで結婚願望がない相手からすると、相当大きなきっかけがないと結婚には踏み切れなさそうです。

特に既に同棲しているとなると、両親への挨拶や名字が変わること以外、大きな変化はありません。
普段の生活だけにフォーカスすれば、結婚しても同棲のままでも何の違いもないのです。

なので私の場合は「30歳になるまでに結婚したい」と彼に伝えました。
明確な期限があれば、結婚に対してちゃんと向き合ってくれると思ったからです。
その後、無事にプロポーズしてもらい結婚に至りましたが、もし30歳までに彼からプロポーズがなければ別れるつもりでいました。笑

もし結婚を前提として同棲を考えているなら、結婚を判断する時期は明確に決めておいた方がよさそうです。

仕事や趣味に熱中しづらい

2人の生活を大事にしようとすると、その分何かの時間が削られます。
私の場合は仕事でした。

私の場合、仕事への取り組み方として、とことん時間をかけて気の済むまでやり切りたいタイプ。
そのせいで、帰宅時間が遅くなることもしばしばでした。

彼は同棲したなら一緒にごはんを食べたいタイプだったので、なかなか折り合いがつけられず、モヤモヤすることが何度もありました。

仕事や趣味に集中したい!という方は、予め相手にそれを伝えていた方が良さそうです。

ただ私の場合は、同棲をきっかけに、何が自分にとって幸せなのかを考えるようになり、「仕事だけが人生じゃない」と思うようになりました。

そのおかげで効率的に仕事をこなすことを意識できるようになったので、怪我の功名だったのかなと。

結婚を考えるなら同棲がおすすめ

同棲にはデメリットもありますが、私は結婚するなら同棲することをおすすめします。

相手のことをより知ったうえで、そして自分が誰かと暮らすことができるのか、相手に歩み寄れるのかを知ったうえで、納得感・安心感を持って結婚に踏み切れるからです。

「結婚はゴールではない」とよく聞きますが、本当にその通りだと思います。
長い長い結婚生活を楽しく過ごすためにも、相手のことも自分のこともより理解しておく必要があると思っています。

お互いが長く楽しく快適に過ごせるように、その準備期間として同棲という形を選択するのも “あり” ではないでしょうか。

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